マラソンを走りました

当たり前のことですが、フルマラソンを走っても人生に変わりはありません。
目標としていた5時間を切ることができました。
今後、一つの出来事で人生が一変するようなことは、自らの大病か戦争か、近しい人間の死以外にはないのかもしれません。



一つの映画や一つの言葉で気の持ちようが変わることがあります。
気の持ちようが変わるということは、人生が一変するということなのかもしれません。


10年前は自信に満ち溢れ、自らが日々成長していることを実感し錯覚していました。
30を超え生き方はどんどん保守的になり、かつての自分が想像もできなかった人間になりつつあります。
そのことを肯定的にとらえれば改めて人生を歩み始めることができる気もしますし、
他方でそのことを否定的にとらえもう一度自信に漲り何者にもなれると思う気持ちを取り戻すことが大事なようにも思えます。


ジョギングやサイクリングをしなければ体と心に力が湧いてきませんが、ジョギングやサイクリングをするだけで体に力は湧いてきます。
10年前の気力と向こう見ずと取り戻したいと思うときもありますが、10年後の自分から見れば現状こそが取り戻した心身なわけで、
いわゆる一つの Never too late to start something desu。


今日はここ数か月でまれに見るほど力が湧いてくる日ですが、その要因はたくさんの睡眠と適度な運動と、懸案の起案を片付けた爽快感。
陽気とアルコールも加えた方がいいかもしれない。
どれかが欠ければ気力は漲らず、つまりはどれも欠いてはいけないように思えます。


ここ3日間で4本の映画を見ました。移動中と合間の時間(トイレ含む)にipadで映画を見る習慣を身につけました。
文字ばかりに費やしてきた人生の文化的時間をこの調子で今後は映像にシフトしたいと思います。



三島由紀夫は、深夜にしか小説を書かなかったそうです。嘘か誠か知りません。父親から習いました。
嘘か誠かわからないような話を注ぎ込む父親になりたいものです。



ではまた。