最近わかったこと

インターネットは表現の自由市場の萌芽を感じるすばらしいメディアだ。
けど、インターネットにとってかわるまでの間、マスメディアが事実の評価まで行いやがるので、それに影響を受けた市民により、一時的に当該評価が自由市場を席巻する悪影響がある。
しかも、自由市場の淘汰の過程で、一時的に、量至上主義的な市場の現象が生じる。


だから、自分がマスメディアの見解と全く異なる場合には、積極的に発言しないと、マスメディアに追従するわけのわからない積極的な発言が市場を席巻してしまう恐れがある。
で、表現の自由市場→社会の趨勢→民主主義的政治力として自分に跳ね返ってくる可能性があるので、自由市場の覇権をマスメディアから奪うためにも、有る程度必死になって発言をしなければならないことが、最近わかった。1人の国民であり、市場の担い手である以上、その規模や内容は二の次だ。まずは発言しなければならない。


というわけで、国母について。


川崎のときにも書いたけどさ、いい加減にしよう。
軽く叱責をするとかならともかく、危うく出場辞退させようとするって異常にもほどがあるだろう。
服装に問題があったかどうかは誰がきめるんだよ、だから。
急に選手団規定とやらを持ち出して、公人としてどうのこうのって、無茶苦茶だよ。いつからこんなでたらめな基準がまかり通るようになったんだろう。


いや、何度も言ってるけど、あの服装は如何なものか、と思うことは別にいいよ。だけど、人の服装が気に食わないからって、その人に不利益を与えちゃだめだよ。意味がわからんよ。

よく、オリンピック選手団には税金が使われているとか何とか言っている人がいるが、ちゃんちゃらおかしい。税金の使い道をチェックしたいなら、ちゃんと規定を作れ。気分でチェックするな。国母選手を応援している人だって、税金は払っている。気分を害した人が50人いたら、それだけで税金の使い道として問題になるわけではないだろう。税金の使い道とは民主主義の最大の関心事だ。あらゆる人の利害が絡む。必ず、ある税金の使い道によって、害を受ける人はいる。だからこそ、国民の代表たる議員が議論をして、多数決できめるんだよ。ちょっと服装がみっともなくて、気分を害されたからと言って、税金の使い道云々には発展しないよ。もし発展させたいなら、税金の使い道の規定に書けよ。服装には注意をすることって。


あとさ、当然成田空港では、スキー連盟の人とか、マスコミの人とか、選手団長の橋本さんとか、沢山の人が国母の服装を見てたわけでしょ。そんときは何も言わなくてさ、一部の国民から苦情が出たからと言っていきなり袋叩きって、本当に不健全だ。


もう1つ。テレビで相変わらずやくみつるが苦言を呈していた(http://www.fooooo.com/w/61aa496c67c24e3660806575a8a0c1c1)。
「どういう教育しているんだ」、「こういう不埒な若者が」とか何とか。
で、やくは、スーツに帽子をかぶり、金髪なわけだ。


テレビにはゴマンといるぞ、めちゃくちゃな服装のコメンテーターやら何やら。テレビにも税金は大量に投入され、公共財の電波も割り当てられているぞ。なんなんだ。あいつらは何で許されるんだ。全く意味がわからん。ずーっとグラサンしてるやつもいるってのに。スーツ着ているやつすらレアなのに。


何度も言う。ちょっとだらしないな、と思う人がいるのは、別にいい。
なぜ社会を挙げて叩くんだ。なぜあと一歩で出場辞退とかになるんだ。なぜ二度も謝罪会見を開かなければならないんだ。みんな何にそんなにイラついてるんだ。彼はなぜ謝罪をさせられたんだ。服装か、それとも謝罪会見での態度か、さらには全人格か?

本当にわけがわからんよ。
というか、怖いよ、ここまで来ると。どっかの軍人が首相批判をしたことのほうが、100倍問題だろう。



ではまた。