自分の中では歴史に残る事件を目の当たりにしていると思っている。

私は中東に行ったこともないし、ずっとあまり興味もなかったが、ここ数ヶ月中東出身のムスリム数名と知り合った直後にこのような事態になって衝撃を受けている。

自分が生きてきて、リアルタイムの歴史的事件のうち、完全な他人事でなかった事件は地下鉄サリンだけだ。
当時日比谷線を通学に使っていて、中目黒駅で足止めを食らった。再開の見込みはないと駅員に断言されて、同じく足止めを食らっていた友人と学校まで歩いたことを鮮明に覚えている。なんかすごいことがおきたらしいとは話し合っていた。その日は終了式だったけど、学校に着いたら終了式は遅らせると発表されていて、既に一人の級友が黒板に、「宗教団体が毒ガス」的なことを書いていたのを見て、ジャーナリズムの意義を実感したような気がした。それ以来なので自分にとって16年ぶりの歴史的事件だ。年末年始にエジプト旅行を計画しながら行かなかったことが悔やまれてならない。


こういうときに現場に行ってみたい気持ちはどこから来るんだろう。100万人の中に埋もれてみたい。


ではまた。